あたしは、今すぐあの唇、良ければその他諸々も猛烈にほしいと想ってしまった。
(あたしはそのしゅんかんわたしのすべてにおいてあなたに負けたということなのだろう)

「いまどこ」
「家」
「当たり前じゃん」
「(だったら聞くな・・・!)」


「なにしてる?」
「電話」
「・・・・・(まあね)」
「(あれ!? なにもなし・・・)」

I WANT YUO! YOU ONLY CAN I HELP.SO I NEED YOU.I JUST ONLY YOU. I WANN′T ANYTHING IT. I JUST WANT YOU...
YOU ARE RERFECT GAY WHO CAUGHT MY HAERT. BABY...
SO I JUST WANT YOU.

あたしは伝えられないのだ。いつも。こんなにもあなたが欲しくて、欲しいと泣き叫んでしまいそうなのに。そういえば隣の山田さんがどうした、中山家が大騒動になってるとかどうでもいいことばっかりしゃべってる。こんな下らないこと、しゃべりたくない。 間違ってる、欲しいのは会話ではなく言葉。言葉ではなく時間。時間ではなくあなた。あなたではなくあなたの愛。あなたの愛ではなく体。体ではなく唇あなたの


「なにしてる?」
「電話・・・(うわっい、いきなり)」

あたしは自分の妄想に(↑)とり憑かれていて、要するに自分の世界に電話中に軽く引きこもってた。

「・・・(おどろいてごめんなんさい)」
「お、驚かせた?」
「まあ少々・・・・・」
「・・・(何で驚くかな?)」



「ねえ、好きなひと居るの」
「いいい、いきなりなに?」
「あたし、あなたが好き。欲しい・・・キスしたい」
「・・・俺も」



「人の話し聞いてる?」
「え、うん、聞いてるよモチ!(ぜんぜん聞いてなかった!)」
「・・・(ぜってー聞いてない。てかモチってなんだよ!?)」
「はあ・・・(また妄想入ってたぁ・・・危ない)」
「どうしたー?」
「んー・・・なんでもない」


欲しいのは会話ではなく言葉。言葉ではなく時間。時間ではなくあなた。あなたではなくあなたの愛。あなたの愛ではなく体。体ではなく唇。あなたのそれはあたしにとっては宝物。(でも近づきすぎると死んでしまうわ)

「おまえ、時々妄想入るから気をつけろよ」
「・・・!(バレてた・・・)」